「点火時期や燃料MAPを変更しないで何故トルクやパワーが上がるのか」という質問を良く受けますがちょっとだけ書き込んでみます。単純に考えて頂ければご理解頂けると思うのですが、例えば1ccのガソリンを燃焼室内に空気と一緒に水玉のように噴射された状態に点火するのと、限りなく燃料が霧のような状態で点火された物は排出される空燃比は同じでも燃焼効率は全く違いますよね。当社のユニットは後者のデータ作りになっているのです。ターボ車の一番リスクは過渡なブーストアップでNAは燃料を絞って点火時期を進め空燃比を薄くしてパワーを上げることです。当社はブーストも上げず、燃料も絞らずパワーやトルクが上がるのは後者の方法で行っているからなのです。但し、この手段がとれるのは現行ユニットが凄く賢くなっているからです。ECUを交換するとリスクがあるとよく言われますがそんなことは一昔前の話で、現行のECUの制御を熟知しブーストを上げたり燃料を絞っているようなユニットでなければリスクは全くありません。かえって効率よく燃焼されているユニットで過走行状態まで使用してエンジンをばらしたときにこのことははっきりわかります。後者の手段が当社のレスポンスに現れトヨタ車などは関連する一部のデータ変更だけでびっくりするくらいパフォーマンスが上がります。カーメーカーが設定している目標空燃比を崩さず1cc当たりの出力効率を上げることがECUチューニングなのです。
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