現行BMW-M3のDME内部です。DMEはボッシュのMSS60/65タイプになります。メインMPUはモトローラーのMPC500系で563・564タイプをエンジンバンク別に左右2個使用。本来このタイプのDMEはOBDⅡから読み書きが出来るタイプなのですがBMWが近々セキュリティーを施し外部からの作業が不可能になり基板のサービスポートからの作業になります。併せて、左右バンク別のデータが2個のMPUに書き込まれているためにOBDⅡなら一回の読み出し書き込み作業で終わるのですがサービスポートからではRバンクデータの読み込み、データ作り、チェックサム合わせ、書き込みを行い、次にLバンクデータも同じ作業を行うことになります。セキュリティーについてはM3だけではなく直噴ターボ車もこの対象になっています。ディーラーに点検に出し翌日渡しの場合は間違いなくセキュリティーが掛けられOBDⅡからの書き換えは不可能になります。サービスポートからの書き換え後は車輌によっては自己診断を行いエラーコードも消す必要があります。この作業を行わないとチェックエンジンが点灯しエマージェンシーモードに入ります。ユニットをお送り頂いても作業は出来ますが一部の車輌では自己診断機がない場合は後処理に困ります。当然当社は対応出来る機器をちゃんと揃えていますからご安心を。
0 件のコメント:
コメントを投稿