昔ネタですが過去にフェラーリでF48という車輌がありました。ベースは348でケーニッヒがターボ仕様にし日本国内でツインターボモディファイ後、公表値が1000Psということで日本に1台だけあった車輌です。バブル全盛の頃に訳のわからない金額で取引されたとのこと!?当時のオーナーがシャシダイを掛けたら750Psしかでていないとのことでメーカー公表値までパワーを上げて欲しいと依頼があり当時セッティングをしました。これが大変な車で追加インジェクターがスロットル前に装着されアクセルオフ時にブローオフからガソリンが噴き出すといった状態で車両火災がいつ起きても良いレイアウトでした。追加のインジェクターは後付けの制御装置で制御されておりメインのDMEは348のオリジナル状態でした。追加インジェクターが開くたびに息つきが問題になっていてメインの燃料MAPをほぼ全開状態にし極力メインで燃料制御し絶対的不足分については追加で補うというセッティングにしました。追加インジェクターも突然開けるのではなくなだらかな吐出特性に持って行くことにより息つきは皆無になりました。最終1000Ps出たとの報告も受けました。全開状態での性能が本国では絶対なのでしょうが日本の道路環境ではオリジナルの状態では扱えない車輌でした。
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