車輌は210Ps仕様のGOLF6でDMEはMED17。読み込み時間がGOLF5に比べ大幅に短縮されGOLF5の40分から5分くらいで終わる。データは相変わらず8bit及び16bitで構成されておりデータはGOLF5と類似している。ユーザーの不満はやはりエンジン特性とDSGのマッチングが悪く、特にスポーツシフトで走行した際にシフト後1テンポ遅れた動きをすること、常に高回転でのシフト状態であること、低中速にトルクの不足感を感じることであった。DSGはエンジンのトルクシミュレーションを行っているため、粗悪品と言えるDMEをインストールするとDSGの動きは改善されないし、オリジナル以上に動きが悪化することにもなる。データを作る際はトルクの立ち上がりを早くし、フラットトルクになるエンジン特性を考えたデータを作ることになる。ただ単にDMEでブーストを上げただけのユニットは害になることを注意して欲しい。先日、当社で行ったGOLF5はブーストを上げずに鈴鹿サーキットでタイムがオリジナルDMEより7秒短縮された。(REVスピード掲載)ドライバー曰く足回りの効果よりもDMEのおかげでエンジン特性がトルクフラットになり併せてDSGの動きが全く変わりシフト遅れが全くなくなったためタイムアップにつながったとのこと。GOLF6の施工後はユーザーのコメントが上記の不満が解消されたとのこととユーザーが施工後にわかったことであるがオリジナルは停止REVあったのである。オリジナルは空ふかしで停止REVまで一踏みでは当たらないくらいレスポンスがひどかった訳です。あるメーカーで施工したユーザーは現車あわせまで行ったのに実用域は乗りにくくなって帰ってきたとのことで費用対効果は薄く現車あわせの意味がないと言ってました。輸入車のユーザーはDSGやATとのマッチングまでも考えたユニットを検討するべきです。これは国産車にも言えます。
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