現在当社では5種類のデータ編集ソフトを使用していますが何故5種類もあるかというと各ソフトにそれぞれの特徴があるのですが一長一短でこのソフトは国産の編集には便利だが輸入車の編集には使いづらいとか2Dや3D機能があってもグラフィック表示が出来ないとか昔からの愛用ソフトはWindows7で使用すると安定していないとか故に5種類のソフトを同時に立ち上げ同一データを各ソフトで見ることにより1種類のソフトでは見えなかった「マリオの壁」が見えてくるのです。点火や燃料MAPは大半のカーメーカーは8bit構成なのでどのソフトでも編集できるのですが当社は「マリオの壁」を探すので複数のソフトが必要になるのです。データには8bit、16bit、32bit、IEEE754とあるのですが数値の変更をするときに8/16/32bitについては電卓の計算で出来るのですがIEEE754のデータを編集する際が大変なのです。オリジナルの180Kmリミッターの数値がIEEE754で表記されるのは「43340000」の8バイトなのですがこれを500Kmにするには「43FA0000」とする必要があるのですがこの計算を何で行うかなのです。当社はソフトを作ってもらい使用してますが他メーカーはどのような方法で計算しているのか不思議です。IEEE754のデータ作りについて追求すれば理解できていないところはコピーメーカーかデータがでたらめか外注で製作であるかわかりますよ。スバルやマツダ・スズキについては絶対数値を決定する際にはIEEE754を処理出来る計算器なりソフトが必要なのです。スイフトスポーツやSG-5フォレスタA/TなどはデータエリアがすべてIEEE754処理でデータ構成されています。当社でも苦労しているスバルのクルーズコントロールリミッターもIEEE754計算されています。データ作りは論理性が絶対ですがMAPをどう変更するかはイメージの部分が大きいです。あのドライバーならアクセルコントロールMAPをこう変更すればこのドライバーの感性に合うだろうとか運転スキルがあまり高くないドライバーには車輌の動きをナロー側に作り上げようとかこれはMAPをイメージでとらえデータ編集していきます。最終的にデータを決定するのは作り手側の感性が大事で感性が高ければユーザーの感性に合致するデータ作りが出来るわけですから結果としてユーザーは毎日乗りたくなるわくわくする車になるのです。何でもかんでもスロットルの動きをクイックにすればいいという物ではありません。あと作り手側が考えないと行けないのはパフォーマンスも重要ですが燃費やエンジンへの負担、過走行時後にオーバーホールした際のエンジン状態です。空燃比をオリジナルより絞ったECUはNGです。パワーを求めるのは空燃比を変更することではないのです。総合的に考えてエンジンコンディションが新車時を維持できる費用対効果のある製品選びをして下さい。
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