本日工場に出向きマフラーの下打ち合わせを行いました。Mはただ者ではありません。元々BMWはフルデュアルレイアウトの車輌が多いのですがその中でもMはさすがと言えるエキゾーストシステムになっています。EXマニはフランケンではなくレーシングタイプのようなレイアウトにされていますが大きく問題点もありました。この車輌は右ハンドルのためレイアウトの問題でプライマリー側が短くセカンダリー側が長いのです。(シビックも同じような問題があり触媒を外し等長化すると極端にパフォーマンスが上がります。オリジナルレイアウトで製作されたEXマニが全く効果がないのはこのことなのです。)これは一見右ハンドルのための制約のように見えますがそうではなく低中速方向に振ったレイアウトなのです。マニ径も38くらいしか無く3.2Lのエンジンでは高回転にパフォーマンスは求められません。集合部からフルデュアルなのですからEXマニは口径を42又は45にし等長で引っ張ってくるべきだと思います。センターパイプはデュアルパイプで当然触媒は2個装着されています。リアピースまではXパイプ形状でデュアルマフラーのトルク抜け対策が交差部で対策されています。この車輌には輸入メーカーのリアピースが装着されているのですがタイコ内部で42まで絞られています。まとめると改善点はリアピースの作り直し、EXマニの改善、材質の改善になるわけですが最終判断としてEXマニパイプ径の改善、等長化、センターパイプの触媒をセル最小値化(内緒)しリアピースまでのパイプ及びリアピースをチタンでの作成と決めオーナーとの商談に入ります。良いエンジン、良いDMEであってもエキゾースト類がオリジナル、輸入メーカーのふんずまり状態では100%の性能は発揮されません。
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