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1/05/2020

ZC33Sスイスポ

前回、2メーカーのデータを考察しましたが今回新しい2メーカーのデータを入手しました。今回のデータも以前の公開データに匹敵するくらい「こんなデータでいいの?」と思えるようなデータです。アイドリングで回転がふらつくし、オリジナルよりレスポンスは悪化するし、ブーストの段付きは起こるし、冷静になって試乗するとオリジナルより遅くなっていない?という結果のデータです。
ひどいなと思ったのはタービン交換されまともにセッティングもできていないのでオリジナルより遅くなっている。レスポンスも悪化したのでリセッティングをしてもらうが全く改善されず、そのあげくに改善もされていないのに書き換え工賃を請求される。「詐欺では?」と思いながらも有名メーカーなので我慢するしかないと納得する。
せっかく交換したタービンなので、その状態でRESULTMAGICをインストールし試乗に行く。試乗中に数回フル加速や6速低車速走行等を行いRESULTMAGICの性能を理解いただく。フル加速時はアシストグリップを握りしめてこんな加速は感じたことないし、恐怖を感じるくらい早くなっているとのこと。ただ、私はオリジナルタービン+RESULTMAGICの方が早いような気がした。ハイフロタービンのためRESULTMAGICの通常ブーストデータでは絶対ブーストが低くなるためブーストの立ち上がりを含めマップの修正の必要性を感じる。(タービン特性もあるのだが)偽善者になる気はないですがECUチューニングは楽しい事だと言うことを理解していただきたいので、この状態がベストになるまで突き詰めたいと思います。
ただ冷静に考えていただくとご理解いただけますが今行おうとしていることは本末転倒であることはご理解いただけると思います。最終的にはオリジナル状態よりも絶対的パワーは求められるかもしれないですが、最大パワーまでの特性はオリジナルの方がいいのかもしれません。結果、オリジナル状態でECUチューニングだけの方が早かったら?そういった結果が出たら?
まずはタービン交換の前にオリジナル状態でスイスポのポテンシャルがどれだけあるかをもっと検証するべきです。足回りも大事、ボディーメイクも大事、ブレーキも大事、理解できますがオリジナルより遅い車にして足回り、ボディーメイク、ブレーキはあり得ないと思います。
無名メーカーの方がまじめに一生懸命データ作りを行っていますよ。専門ショップだから有名メーカーだからまともにデータを作れることはないです。今回はそれを伝えたいです。どれだけユニットメーカーを扱い、そこから各メーカーの癖のようなものを見つけたりパフォーマンスをどのように上げているのかを判断、理解出来るスキルがあるかが重要なのです。ボッシュを中心としマレリ、コンチネンタル、シーメンス、モトローラ、VISTEON、TEMIC、DELPHI、DELCO、ミツビシ、日立、デンソー、オキ等これだけのユニットメーカーから情報を入手しデータ作りのスキルを上げるのです。デンソー・ミツビシからボッシュに突然ECUが変更されてボッシュの情報がないまま素晴らしいデータが出来るとは考えられません。考察したメーカーのデータをインストールした車輌状態がそのことを語っています。





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