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1/09/2014

ベンツボッシュME9.7のデータ

ユニット的には1世代前のユニットですが近々このユニットの施工が多く少しデータを公開してユーザーにご理解頂きます。
マイコンはMOTOROLA-MPC563になります。MPUは基板裏側に装着されていますから作業上では見ることはありません。
データは大半が16bit構成で点火や燃料MAPは8bit構成で出来ています。スピードリミッターも16bit構成で普通の車種は180~250Kmを複数で設定し一つのMAPみたいになっています。AMG車輌は180~300Kmに設定されています。REVも16bit構成で停止REVを含めると20カ所前後に渡るデータ構成です。各リミッターは係数処理になっており係数値がわかれば簡単に変更出来ます。良く海外のロムでAMG車のリミッターが外れていないと聞きますがアドレスがわかっていないのか係数値がわかっていないのかだと思います。言い訳に「日本では300Km以上対応するタイヤがないから300Km以上引き上げない。」と言い訳したメーカーがあります。理解していないことを日本のタイヤメーカーに責任転嫁しています。点火と燃料MAPにも係数があり特に点火MAPはある一定以上の進角データを入力するとECU側で大きくリタードが掛かります。故に点火MAPは見せかけでプログラムに基本MAPが存在します。めちゃくちゃなデータを製作された時のエマージェンシーモードです。日本のデータも点火リミッターが存在します。過去の話ですがスカイラインGTRのR32は60度まで進角しましたがR33・R34のユニットは50度で進角リミッターがありました。DENSO系は当時は45度でした。NA領域のトルクを求める時は60度進角は有効でR32GTRの8bitユニットが一番乗り味が良かったです。話しを元に戻してあとは要求トルクです。エンジン特性や排気量に合わせてトルクのリミッターを外し回転単位でトルクの立ち上がりやエンジンとのマッチングを取ります。DBWとの整合性を見ながらなので大変です。







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