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8/01/2013

R33GTRユニット加工

R33GTRやR34GTRに使用されているH8/534(536)のマイコンはすでに廃盤で入手が難しくセッティングも自由度が聞きません。特に今回のこの車輌の仕様が2.8L、エアフロR35GTR、ビッグインジェクターともなると現車のセッティングが最終的に必要になります。オリジナルのチップは1回しか書き換えが出来ず入手困難もありマイコン内部にあるROMを基板で外部化し自由度を高め最終的にはエミュレーターでリアルタイムにROMデータを変更する方法にします。そんなことで今日はオリジナルユニットのマイコンを基板により外部ROM加工する一連の作業をお見せします。

1)オリジナルユニットの蓋を外した写真です。シールが貼ってあるチップがマネジメントデータが入っているチップです。


2)チップを特殊な治具で外します。


3)外部ROMモードに使用する基板基板です。四角いチップで左側がオリジナルのチップを右側はオリジナルチップを外部ロム化するマイコンになります。そして右上に28pinのソケットがありますがココに256Kb のEPROMが装着されます。EPROM化することによりデータの変更も安価になり自由度も増えます。余談ですがR32GTRのユニットは8bitでR33GTRのユニットは16bitだから性能が上がると言いますがあれは嘘でかえってR32GTRの方が点火リミッターのポイントが高いのとR33GTRユニットは8+8の16bitですから意味は無く性能面はR32GTRの方が上です。16bitユニットになったのはR34GTRからです。


4)基板の裏側です。まずはソケットを基板から外します。結構気を遣う部分です。


5)外したソケットです。これをオリジナルのチップが合ったところに半田付けします。腕の見せ所です。


6)ソケットがオリジナルのチップがあったところにハンダしました。腕を見せました!


7)基板を装着します。ユニットが車輌に装着される時に縦付きしますから基板が首振りしないように高温度対応のホットボンドでしっかり固定します。


8)仕様に合わせてデータを作りROMに焼き込んだ後基板にROMを装着します。ココで重要なのはCPUの要求スピードが速いので日立(旧名)27C256HGJの最速ROMを使用します。


9)最終チェックとしてMDM-100を利用し机上でユニットが作動しているかを確認の上出荷します。イニシャル表示が出てますから加工及びデータは問題なく書き込まれています。


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