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3/02/2014

リプロについて

昨日のブログでリプロについての質問が大きかったので再度記します。
リプロには2種類あります。
まずは「リコールリプロ」ですがこれは各カーメーカーが国交省に対し現状のECUデータではユーザーの車輌に安全性が確保出来ないといった内容でこのリプロについては書き換えを行わないと車輌保証も継続出来ないといった内容の物です。今回公開されたプリウスのリコールはこれに当たります。このリプロについては所有者の安全性が確保出来ないデータですから当然リプロは受けて頂かないと駄目です。では、当社のデータが入っている場合はどうなるのか?当然それは受けて頂いて当社ではリコールリプロについては1回分は無償でリプロデータをベースにし書き換えを行います。(物流費などは別途請求になりますが)近々ではF50系フーガを対応しました。
次にあるのは「サービスリプロ」です。これは強制力がないリプロでディーラーでオーナーが何か調子が悪い!燃費が悪化している!エンジンチェックも点灯していない!点検してもセンサーに異常が見られない。そんなときにとりあえず新品番で出てるデータだから対応のために入れてみようと言ったデータです。故に、サービスリプロは車輌に問題なければ書き換えて頂く必要はないのです。
リプロに対する考え方は以上のようになります。
では、当社で書き換えを行っていてディーラーに点検、サービス等で入庫させた場合に勝手にデータを書き換えられないかご心配されておられるようですが上記にも記したようにリコールリプロははがきも来てユーザー了解を得て書き換えするので勝手にと言うことはありません。問題はサービスリプロになります。サービスリプロはディーラーがよかれと思って書き換えることがあります。問題はよかれと思ってユーザーに了解を取らずに書き換えるメーカーです。過去にあったのはマツダでRX-8の前期型がリプロが十数回にわたりリプロがあり勝手に書き換えられてオリジナルデータに戻ったと良く問い合わせがありました。その当時はデータも所有者に権利があるとのことでディーラーと当社が折衝しディーラーに責任を取らせた事例が数十件ありました。当時はディーラーがかわいそうなくらいリプロが出ていましたから勢いで処理したように思います。それ以外のカーメーカーでは勝手に書き換える事はないようです。
後、ディーラーは本来ECUの書き換えはしたくないはずです。書き換え途中でフリーズすればディーラーの責任ですしECU復旧も当然ディーラーレベルでは出来ないため大きなリスクを負うことになります。大元のカーメーカーはそのリスクを軽減するために最新版のリプロが入力されている場合は書き換え器がチェック機能を有していて同一品番の再書き換えは出来ないシステムになっています。
総論はリコールリプロについては書き換えが必要ですがサービスリプロは書き換える必要はありません。サービスリプロによっては性能ダウンするデータも過去にはありましたし、書き換えミスでエンジンの調子が悪くなり当社が同一オリジナルデータを再インストールして問題回避された事例もあります。故にサービスリプロは神経質にとらえず当社の情報やディーラーの内容等を精査した上でインストールされた方が良いです。あからさまに性能ダウンするリプロベースデータでインストールするのは楽しい車作りには逆行しますよね。当社が精査する基準は性能が落ちないと判断した場合のみ、そのリプロデータを受け入れベースにし対応しています。

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