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2/16/2016

ABARTH 695 TRIBUTO FERRARI 1.4L 16V TJET 132kW/178HP


 この「アバルト695トリブート フェラーリ」(「トリビュート」は今回、イタリア語表記の「トリブート」に改められた)は、小さな高性能車として知られる「アバルト500」をベースに、足回りや吸排気系にチューニングの手が入り、最高出力180psを発揮。スペックだけでなく、内外装にフェラーリを彷彿させるドレス・アップが施されていることが魅力だ。


パラメーターリストです。これを基本にデータの変更を行いプラス経験データで大きく味付けをします。


 DMEはME7.9.10になります。各MAPの説明をします。


まずは点火時期MAPです。高回転域での値が低く、高過給時でもノックが出ない対策が競れています。パラメーターリストにもありますがノックの対策は他社に比べ厳しくチェックしています。




トルクリミッターです。数カ所有要求トルクデータを変更してもリミッターを解除しないと結果は求められないです。



 要求トルクMAPです。このデータがアバルト695トリブート フェラーリを楽しい車に仕上げます。



ブースト関連のMAPです。ブーストを上げることはパワーに直結しますがリスクを考えるとブーストを抑え立ち上がりの早い過大トルクと言える仕様に作り上げる方がSMGの負担までも考慮するとあまり過渡には変更しない方がベストだと思います。特にSMGをパワー方向に振るとオリジナルよりもひどいぎくしゃくが発生します。今のダイレクトクラッチ車やATはトルクを計算しシミュレーションしながら変速していることを理解して下さい 。



 

ユーザーから評価のメールを頂きました。いつものように原文そのままです。

先日はチューニングでお世話になりました。
通勤で車を使っていますが、日常的に使う領域ではとても乗りやすくなりました。
全然登らなかった坂道を楽々登れるようになりましたし、
これまで4速で走っていた道が、いつのまにか5速で走るようになっていました。
トルクがあるから上のギアでも走れるようになっているということでしょうか。
さて、その反面、高速道路ではチューニングの効果をあまり感じることができませんでした。
フラットな特性になっているので、パンチを感じられないだけなのかもしれませんが、
ブースト圧がノーマルのまま、というのも心理的にモヤモヤする要因になっています。

各社のホームページを調べてみると、ブースト圧を1.5くらいまではかけることができるようですので、またのイベントの際に、私の車もブーストアップ仕様に修正をしていただけませんでしょうか。

乗りやすさはトルクの立ち上がりが早くなったこととギアが1速上がるようになったのは実トルクが上がりフラット特性になったとが要因代引き手数料と思います。高速での実感ですがトルクフラットになると加速度感が遅く感じられてしまいます。サーキットでプロドライバーにテスト頂くと必ず1週目に帰ってきてこの車は遅いしかしタイムチャートを見てしっかりタイムアップしている。トルク・パワーバンドが広いが故にドライビングに集中できるためこんな感覚になるとのこと。プロドライバーが乗って楽しく早く走れる車はそういったデータがインストールされた車輌だと言われます。ブーストだけを過渡に引き上げ実用域に何の変化も出ず一昔前のドッカンターボ車は早く感じますが目標到達時間はオリジナルよりも遅くなります。これはSMGやATが制御不良を起こしたりシフト遅れを起こすからです。

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