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2/18/2019

こんな中古車は・・FT86&BRZ編

走行距離1万Kmそいこそこ、スーパーチャージャー付き、ボディーメイクもされている、追加メーターもこれでもかくらい装備されている、エンドレスビッグキャリパー、足回り変更、マフラーも当然変更されている。EcuもS/C付きビッグインジェクター仕様にセッティングされている。後々の改造費を考えればお買い得?と思い購入して1年経過・・・
しかし、この1年で朝のエンジンスタートができない!クラッチ踏むとエンジンが止まる!空ふかしでエンジンが停止する!スタート時はアクセルをあおりまくらないとスタートしない!ぎくしゃくした走りをする!友人が後ろを走ると加速するたびに黒煙がモクモクと出ているといわれる!アイドリングでもガソリンくさくて放置できない!
当然、購入したところに持って行くとプラグは大丈夫とか、車を数週間預けても訳のわからないことを並べられ何も改善されない。
その後、ワイズバーンで点検をしていたのだがEcuがほぼ問題の元凶ではないかと判断する。今回のイベントで車両を確認して下記の手順で作業開始。
まずはオーナー曰くI/Jはオリジナル仕様と聞いていたがEcuデータ内をオリジナルデータに戻すとかぶり現象が顕著になる。再度、I/Jを確認すると変更されていることが判明する。ショップではI/Jはオリジナルと聞いていたとユーザーは言う。
重要なファクターが理解できたので
現状データーの読み出し(万が一のバックアップ化)--オリジナルデータとの比較--問題点の抽出--データバージョンの確認--問題点を踏まえてリプロ最終バージョンでデータ作成--テストラン
以上の手順で行った。まず不思議だったのはHKSのフラッシュエディターで書き換えられているのだがHKSが朝にエンジンが始動しない等上記の内容のような現象を起こすデータを作成しフラッシュエディターにインストールしておくだろうか?内部のデータがプロショップで追加書き換えされたデータなのか不明のまま。
どちらにしろ読み出しデータをオリジナルと比較するが「何じゃこりゃ!」状態です。これでよくもエンジンチェックが点灯しなかったなと思われるデータです。変更することのないアドレスでそこら中にパッチを当てたような変更箇所が有り、ゴミデータだらけで当社のソフトではチェックサムがとれずプログラムが強制終了してしまうほどである。
どうも、どの段階で発生したかは不明だがこのデータでは不調をきたすのは間違いない。当然車両販売したショップはこのことを判明し責任をとるべきであると思う。前オーナーがここまで作り上げて1万Kmそこそこで売ったのは上記の問題をショップが何も対応しなかったからだろうとユーザーは推察していました。バグによる問題と言うことが理解できなければ判明できないことですが、それを発見するスキルがなくても朝エンジンがかからない車両を平気で販売することはどうなんでしょう?
データのベースがZA1JA01AだったのZA1JA02Aをベースに作り直す。完成後に数項目のチェックを行う。まずは冷間時のエンジン始動を行う。当然1発始動でアイドルアップも規定値で安定する。暖気後、空ふかしで戻りの際にエンジンストールしないか確認する。アイドリングの安定状態のチェック、空ふかし時の排気煙状態のチェックを行うが水蒸気と水が通常状態に戻る。アイドリング放置を続けてもガソリンの異臭がしなくなった。
停止時のチェック項目はすべてクリアしたので実走に進める。まずはワイズバーの社長に試乗頂き問題点がないか確認頂く。不都合は感じられなかったのでオーナーに試乗頂く。
試乗後はトルクも太くなり、あおらなくてもスタートできるし、変な落ち込みもない。クラッチを踏んでもエンジンストールしなくなった。等々、これでやっと楽しく所有できると言って頂きました。
この車両を施工しながら別のFT86も施工していたのですがそのユーザーが試乗後にコメントした内容に問題車両のユーザーはうらやましがっていたのですが自分の車両もそのユーザーと同じ結果を得られたことに感動していました。

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