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5/21/2014

ホンダ車のECUチューニングについて

代表的な車種ではFD2シビックやAP2S2000などがありますがFITもECUのセッティングにより大きくスポーツ指向の車輌になります。
過去ブログでFD2については内容を記してきましたが今回はFITとS2000について書いてみたいと思います。

FITはFD2と共通のユニットでデータパターンも近似しています。エンジンが根本的に違いますからFD2と同一の考え方では製作出来ません。データ的にはスロットルMAPの大幅な変更と要求トルクMAPの変更、V-TECポイントは上げる方向で作ります。どれくらいに変更するかはFD2よりも神経を使いながら変更ポイントを決定しました。装着ユーザーのコメントは1ランクアップしたトルクとレスポンスが得られたとのことです。

S2000はマイコンは現行型の初期モデルマイコンですが1世代前のデータ作りになっています。近似しているとすればNA-1のNSXのデータを一部継承しています。製作には当然燃料や点火MAPには一切の変更を加えずスロットルMAPと要求トルクモードを大幅に変更しNSXのデータにあった乗り味を大きく変更出来るMAP(加速時補正MAP)を全く作り直します。結果、他車データから乗り換えたユーザー方から評価を頂いた高レスポンスで加速力が大きく上がったS2000になるのです。レスポンスだけが上がっても加速力が伴わないデータは意味はありません。要求トルクモードや加速時補正が出来上がったデータはエンジンが始動した瞬間、段階からマフラーからの音質が変化します。エンジン音がNAらしい音質になり出口の音質も大きく変化します。F-1やスポーツバイクの音質は走りを予測させます。レスポンスだけ上がっても走りの予測が感じられない音質を奏でるデータはスロットルコントローラを装着したレベルなのです。

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