S2000がAP1からAP2に変わってユーザーの大半が不満に思っているのはスロットルがワイヤー式からDBWに変更されレスポンスの悪さとトルクの立ち上がりに遅さだと思います。確かにデータを見てもAP1はワイヤー式のため要求トルクMAPがリニアに作られスロットルの開度に合わせてトルクが追従するデータになっていますがAP2の場合はスロットルの動きを4000rpmまでは緩慢にさせ必要トルクもスロットルデータに比例させたデータになっています。エンジンで見ればF22Bは正常進化しているのに乗り味はAP1より悪いと言ったことになります。下のイメージはAP2のDBWと要求トルクMAPのオリジナルイメージです。このデータではどれだけ補機類を変更したりフライホイルを軽量化してもAP1のようなレスポンスは得られませんしリニアなアクセルワークは不可能です。何よりもまずはDBWのデータを徹底的に変更しワイヤータイプ以上のレスポンスと比例するトルクMAPを作り上げる必要があるのです。他車データから当社データに書き換えてよく評価頂くのですが「レスポンスが凄く良くなりトルクの立ち上がりが早く、高回転まで気持ちよくストレス無く回るようにたった」と。FD2と同様AP2(AP1も含め)も点火や燃料には一切の変更は行いません。リスク無くNAらしい気持ちよく回るエンジン作りはECU内の点火や燃料MAP以外の変更により達成出来るのです。
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