MB SL500ｰ6.1L改

R129 SL500を6.1Lに改造した車輌です。凄く綺麗でオーナーがこの車輌を大切にする思いが伝わります。維持は相当大変なようで何かが壊れると数十万の修理代は当たり前のようです。今回は6.1Lにしてから10数年あるメーカーのROMを使用し問題は無かったのですがどうも6.1Lのパフォーマンスが求められていないとのことで当社に依頼があり施工しました。まずは現在使用されているROMを読み出し、オリジナルも読み出して比較を行いました。データはオリジナルエンジン用のチューニングデータで燃料が絞り込んで有り点火もそこそこ進角されていました。ただ、データベースがどうもオリジナルのデータベースではなくこの当時ヨーロッパメーカーがよくやっていた他車種のデータベースでヨーロッパ仕様のチューニングデータがインストールされたデータです。10数年使用されて問題なかったので良しですが、普通に考えればこのデータで良くエンジンにダメージがなかったのが不思議です。
データについては基本増量方向で行いました。点火についてはオリジナルのままで行っています。それ以外は、過去にW210ｰE50のデータを参考にしSL500のオリジナルデータで作り上げました。試乗後、トルクが太くなった。空ふかしからトルクを感じる音質に変化した。故に大きな○を頂きました。
大排気量のＮＡエンジンにしか味わえないサウンド、トルクを満喫したいですが維持費が大変なのがネックです。