インプレッサS207

イベントでS207インプレッサがご来店されたのですが他社でいろいろな経過が有りO2関連でチェックランプが点灯するとのことで最終的にはショップでオリジナルに戻しチェックは消灯したのですが（点灯はデータの問題かソフトの問題かは不明ですがどちらにしてもショップは責任をとらず。）その後ディーラーに行くと表面上はオリジナルに戻っているのですがIDの確認以外何もできない状態になっているとのこと。当社とのやりとりで当社は完全なオリジナルでないと施工できませんということをお伝えしたこともありオリジナルに戻しディーラーでチェックも受けてご来店されたのですが上記のような内容でこれ以上はディーラーおよびオーナーとも現状しかどうしようもないとのこと。ユーザーからこの状態で施工依頼があり通信を行うが確かにIDとチェックサムは読み出せたので（何かあっても復旧できるデータがあることを確認し）書き換えを行うと何とというか予想通り２０％ちょいで書き込み停止になる。この状態でIDも消去され不動状態になる。本来ならリトライモードでOBDから継続書き換えできるのですがここで訳のわからないオリジナルデータを入れられたことによりリトライモードプログラムが起動しない状態になってしまいディーラーや他社ではＥＣＵ交換ということになるのですが当社は自慢ですがMPUが完全に破損していない限りは基盤から復旧できます。ユニットを完全にばらし元々インストールされていたIDの当社チューニングデータを基盤からインストールし復旧に成功。再度OBDからディーラーでチェックを受けられる状態になっているかを確認し体感にいっていただく。試乗後のインプレッションでこれほど乗りやすくパフォーマンスが上がるのかとびっくりされておられました。（元々どこぞのチューニングＥＣＵがインストールされて乗っておられた状態からの感想です。）併せてディーラーでもちゃんと点検が受けられる状態になり感謝されました。車両がS207だけに特定部品が一般では入手できませんからディーラーに頼るしかないのです。故にディーラーに出禁されると維持ができなくなります。時間と労力がかかりましたがきちんとした状態に戻って良かったです。海外のソフトを使用しているショップはオリジナルに戻したから問題が出ても責任はないと逃げないように！そのソフトは完全なオリジナルには戻っていない可能性が大です。当社も一部このソフト大丈夫？と疑念を持ちながらも購入して使用していますが使用する前にやはり先方から供給されるオリジナルデータに問題が有るものを発見し使用を避けています。利便性が高いから使用するのはいいですがベースデータが本当にオリジナルなのか、読み出し時にバグが入らないか、パラメーターからの書き換えで本当にそのアドレスに反映されているか、書き込み時にバグは書き込まれないか、書き込み時に都合のいいそのメーカーのプログラムがインストールされ後々ディー-ラーが点検できない状態にならないか等、これくらいは確認の上で施工するべきです。