SG-5フォレスタATのユニットはMT車と違いすべてのデータはIEEE754(浮動小数点)でプログラムされています。これはマイコンがルネサスを使用しているからです。MTはフリースケールのためGDBに準拠しています。下の点火時期を見て頂ければわかりますがATの方は小数点以下の値がありますがMTの方は8bitデータになっています。では小数点以下のデータが必要かというとセンサーが0.1度の動きが可能ならばより細かなセッティングになるわけですからecoやパフォーマンスには必要となりますがセンサーがMT同様であればデータとしてはあまり意味はありません。BPやBRなどが点火時期制御が8bit構成野間まであると言うことは小数点以下は必要がないとして中止にしたか8bitでまだまだ十分だと言うことなのでしょう。ボッシュやシーメンスの輸入車ユニットなども未だに8bit構成で点火時期はコントロールされています。スバル屋でインプレッサやレガシィしかユニットを販売していないメーカーにとってはSG-5のAT車のユニット作りはちんぷんかんぷんなのではないでしょうか。ルネサス、DENSO、ミツビシ、ボッシュ、シーメンス、マレリ等々いろいろなメーカーのデータを作成しているからこそ理解出来るデータです。
SG-5フォレスタAT点火時期
データはずばりのデータが見られます。MAP上に回転軸割り付けもありますから変更自体は簡単です。
SG-5フォレスタMT点火時期
データ変更には係数がわからないと変更出来ません。データにある値を掛けてオフセット分を引くと言ったことになります。係数の絶対値を理解しているショップはほとんど無いのでは?回転軸割り付けは自動で行われていて横軸が16ですからREVが6800ならば1行の割り付けは425rpmになります。REVを8000rpmになれば1行は500rpmに自動で行います。昔作った拡張MAPもこのタイプは製作出来ます。拡張MAPのパフォーマンスはユニットチューニングの最終章でした。作り上げたパフォーマンスはオリジナル状態でも最高でした。ボッシュも同様で係数処理がされており日本で理解してデータ作りをしているメーカーは当社しかないのかも知れません。
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