BMW-F31-320d
オリジナルは高速域での使用は不満がない出来上がりですがストップ&ゴー状態はやはりドライバーの思うとおりの走りを行ってはくれないようです。しかしデータを変更することによりすべての不満が大きく解消されます。もたつきしか感じなかったecoモードでも遜色のない走りに変化し、スポーツモードではスタート時にトラクションを失うくらいのトルクの立ち上がりが求められます。
外付け疑似信号パーツではこの乗り味とパフォーマンスは求められません。
まずはスピードリミッターです。下図のように値は*/100の計算式で求められます。F系の車輌になってから計算値が変更されています。この値は数カ所有りすべてを変更します。当社のデータは320Km設定にしています。M系は500Kmです。
ブーストMAPです。中間をピークに高回転にいくほどブーストは垂れていきます。このMAPは性能に直結するMAPですからどの領域からどれだけ変更するのかをしっかりイメージしながら全体を作り直します。MAPは複数面有り車輌のコンディションや外的環境に合わせMAPの切り替えを行っています。
要求トルクMAPです。ディーゼルですからスタート時からトルクの恩恵を受けなければいけないのに??と感じるもたつきがあります。要求トルクMAPは非常に重要なMAPでこのMAPの作り方でそのエンジンの特性を大きく変化させます。MAPは数面有りDBWMAPとの整合性を取りしっかり作り込みます。
DBWMAPです。各モード別にMAPがあり作り方によってはecoをコンフォートモードのようにしたりコンフォートをスポーツモードに作り上げられます。
あとはリミッター類です。トルクリミッターは全部で20面あります。ギア単位でもトルクリミッターを見ていますので変更箇所が沢山あるのは理解できます。ブーストリミッターは5面で制御しています。
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