AE86ユーザーで111の4AGを現在積み替えておられるとのことでセッティングの相談がありました。このユーザーは自分なりにデータ作りを行っておられていて一般ユーザーとは思えないほどの情報を有しておられました。しかし、単一車種のデータしか見ておられないため情報量に限界がありデータ作りにも頭打ち状態でした。現在ハイカムを装着段取り予定らしいですがセッティングに苦慮しそうなので当社への相談に至ったようです。ユニットは111のユニットで制御したいとのことで変更点の重要なヒントがあることをお伝えしました。この当時のデータには(今も大きく変わりませんが)レスポンスが大きく変化するMAPがあります。当然レスポンスに合わせトルクの立ち上がりや潜在パワーも大きく引き出します。極端ですが点火や燃料MAPに一切変更を加えなくても大きくパフォーマンスが得られるのです。当時のトヨタデータは全てにこのことが適応されそれが理解出来るとデータ作りは至極簡単でした。ビッグインジェクター仕様も係数さえ決まれば変更箇所はリミッター類を含めても数カ所の変更ですみます。当社のトヨタ車やNAロードスターのレスポンスが高性能バイク並みになっているのはそのMAPによる恩恵でしかないのです。下のレスポンスビデオはJZX90ターボレスポンスです。NAみたいなレスポンスですよね。これが実現出来るのは当社だけかも知れません。
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